一番のこだわりは、たらこの“焼き加減”。一般的な焼たらこは1本のままで、芯まで加熱しているものが多いですが、「ほんのり焼たらこ」は”ミディアムレア”。外側はプチプチで、内側は生のしっとりした粒感となっており、噴火湾産たらこのキメ細やかな粒子のソフトな食感を感じられる仕上がりになっています。
火の通り具合をできるだけ均一にするため、サイズによって加熱時間を変え、ひとつひとつの幅を揃えるためにオリジナルのカッターを使用するなど、こだわりの焼き加減を実現するための工夫を行ってます。
たらこは、個体差があり、完全に加熱した方が、色彩の統一感が増しますが、その場合、焼きたては”ホクホク”していても、冷めて時間がたつと、固くなってしまう。せっかく前浜の生から漬け込んだソフトな食感がウリの たらこで作るのだから、その特長である塩干品とは思えないマイルドな味わいと、ソフトな食感を活かしたいという想いから、焼き加減にこだわっているのだそう。