北海道十勝エリア、音更(おとふけ)町にある「北の牧場舎」。育てているのは、花房俊一さんです。定年まで、大手食品メーカーの畜産部門で食肉業界に従事。定年退職後に「孫に食べさせたい」「母ちゃんが喜んでくれる」お肉を作ることをモットーに、牧場運営をスタートさせました。
長年の夢だった、“理想の牧場”づくりの始まりです。
牧場を営む土地選びの基準は、シンプルでした。食肉業界にいる間、牛のエサや飼い方によって、お肉の質が大きく変わることを実感。お肉が一番おいしくなる最適な土地として選んだのが「十勝」。天候と大地に恵まれ、牛がエサとして食べられる、安心・安全な農作物も豊かであったからです。