北海道の北部、盆地の小さな町で、夏と冬では70度近くの気温差があります。春には桜が咲き乱れ、夏にはすんだ景色を緑に囲まれ、秋には紅葉、冬には一面の銀世界となり、四季それぞれの色が美しい町です。基幹産業は農業で、お米作りに加えて作付面積日本一を誇るカボチャ、雪の下で保存することによっておいしさを増した越冬キャベツが有名です。
和寒町では、カボチャの産地として、消費者の好みに合う品種の選定や、甘みを引き出す低温貯蔵など、品質と味の良さを保つための技術を磨き続けています。その栽培技術と経験を活かし、新たにペポカボチャの種を食品利用するための研究に取り組み、地域特産食品化を目指しています。
わっさむペポナッツとは、「ストライプペポ」というカボチャの種です。渋みが少なく、一口目が軽やかで、食べるうちに、コクが広がり旨みの余韻を感じます。栄養価が高く、特に鉄分と亜鉛を多く含んでおり、タンパク質なども豊富です。
そんなペポナッツをできるだけ低温でじっくり加工することによって、素材の旨味を最大限に引き出しました。程よくローストした香り、ペポナッツの深いコクと甘みが特徴です。色々な料理にお使いいただけます。
わっさむペポナッツで使用する「ストライプペポ」は、ペポカボチャに分類される「種を食べる」カボチャ。希少な国産のカボチャの種で、他の品種よりも、種の収穫量が比較的多いことも特徴です。和寒シーズでは、種の選別から乾燥・焙煎、袋詰めまで、すべて人の手で行っています。